イタリア語の動詞avereについて、動詞essereとともに、イタリア語の主要な単語の一つです。「持つ」という意味があるけど、それ以外の表現方法はあるのか?
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イタリア語の動詞 avere
動詞 avereは、複合時制の助動詞以外にも表現方法がたくさんあります。
まずは、動詞の活用変化から確認しよう!
動詞の活用変化
直接法現在形と近過去形の語尾変化を表にしてみた。複合時制の場合は、助動詞avereを使います。
人称 | 直接法現在形 | 直接法近過去形 |
---|---|---|
io | ho | ho avuto |
tu | hai | hai avuto |
lui/lei/Lei | ha | ha avuto |
noi | abbiamo | abbiamo avuto |
voi | avete | avete avuto |
loro | hanno | hanno avuto |
※スマホ、タブレットで閲覧の方で、表示が切れてる場合は、上の表組部分を指で横に動かすと表示します。
イタリア語は「H」を発音しません。書面では「H」を書きますが、声に出して言うときは ho (o), hai (ai), ha (a), hanno (anno)と、( )内のように言います。
動詞 avere 基本の使い方
動詞 avere は、「所有」を表したり、「感覚」を伝えたり、複合時制の「助動詞」として使います。これ以外にも使い方はいろいろあります。では、どんな感じで使うのか、みてみよう!
Quanti anni hai? Quanti anni ha?
「何歳ですか?」っていう意味で、初対面の時の自己紹介とか、年齢関係なく聞いてきます。もちろん、面接の時や、病院で診察するときとか、
答えるときは、例えば、
(io) Ho 22 anni.
とか
Ne ho 33 anni.
と答えます。
Neについては、以下の記事でまとめました。
上記の例の「何歳ですか?」「22歳です」
Qanti anni hai? Ho 22 anni.
このavereの意味は「所有」の部類に入るそうです。
所有している
所有の意味で使う簡単な例文
(io) Ho un gatto.(私は、猫を飼っている。)
(tu) Hai una penna.(君は、ペンを持っています。)
(lui/lei/Lei) Ha ottant’anni.(彼/彼女は、80歳です。)
(noi) Abbiamo tanti amici.(私たちは、たくさん友達がいます。)
(voi) Avete tanti figli.(君たちは、たくさん子供がいる。)
(loro) Hanno una bella villa sulla collina.(彼らは、丘の上に素敵な別荘を所有している。)
ほかの意味はどうだろう?
特徴・状態・感覚が「ある」
たとえば、
(io) Ho freddo.(私は、寒い)
(tu) Hai caldo.(君は、暑い)
(lui/lei/Lei) Ha mal di testa.(彼/彼女は、頭痛を持っている)
(noi) Abbiamo paura dei fantasmi.(私たちは、幽霊が怖い)
(voi) Avete sonno dopo pranzo.(君たちは、昼食後眠い)
(loro) I bambini hanno sempre fame.(子どもたちは、いつもおなかが空いている)
例えば、上部のイメージ画像について説明するとき
Una ragazza ha i capelli lunghi biondi, gli occhi azzuri e un bel sorriso.
っていう感じで言えます。
必要・義務「~しなければならない」
avere + da + 不定詞で、「~しなければならない」という意味になる。
例
Ho da partire subito.
Ho molto da fare. Ho anche lavoro molto da fare.
慣用句da fareで、以下の記事にも例文があります。
複合時制の助動詞で使う
複合時制の助動詞は、essere と、avereのどちらかを使います。動詞avereの助動詞は上記の表に記してあるとおり、avereを使います。
最後に
動詞avereは、「所有」「特徴」「状態」「感覚」「必要」の表現以外にも使う表現がありますが、またの機会に更新します。