イタリア語 CILSレベルB1試験の合否ラインは何点か?

気になるCILS試験の合格点。合格基準点についてまとめます。

CILSレベルB1以上は、合計得点100~55点が合格基準

Nei livelli UNO-B1, DUE- B2, TRE-C1,QUATTRO-C2 ciascuna delle cinque abilità (ascolto, comprensione della lettura, analisi delle strutture di comunicazione, produzione scritta, produzione orale) ha un punteggio massimo di 20 punti. Per superare una abilità occorre ottenere il punteggio minimo di 11 punti. Il punteggio totale massimo ottenibile è 100. Il punteggio minimo è 55.
引用元 : Linee guida CILS

レベルB1, B2, C1, C2は、リスニング、読解、コミュニケーション構造の分析、作文、口頭の5つのスキルテストそれぞれの最大得点は20点です。各スキルごと最低でも11点を獲得する必要があり、最大100点で最小55点が合格ラインのようです。

CILSレベルB1の評価点の詳細を確認しよう

全体の合格基準点は分かったけど、各スキル科目の基準点を確認してみよう。

リスニングは、3つ出題され合計で20点

リスニング問題は、prova n.1, prova n.2, prova n.3と分かれ、それぞれの点数は以下の通りです。

テスト内容と項目正解の場合不正解まはた省略の場合最高得点
Prova n.17項目からの複数選択問題1点0点7点
Prova n.27項目からの複数選択問題1点0点7点
Prova n.313項目からの情報検出問題1点0点6点
合計得点20点

※スマホ、タブレットで閲覧の方は、上の表組部分を指で横に動かすと表示します。

読解は、3つの出題で合計が20点

読解問題も、prova n.1, prova n.2, prova n.3と分かれ、各内容は以下になります。

テスト内容と項目正解の場合不正解まはた省略の場合最高得点
Prova n.17項目からの複数選択問題1点0点7点
Prova n.215項目からの情報検出問題1点0点7点
Prova n.310項目からの文章構成問題0.6点0点6点
合計得点20点

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コミュニケーション構造の分析は、他とちょっと違う

では、さっそく見てみましょう。

テスト内容と項目正解の場合不正解まはた省略の場合最高得点
Prova n.120項目からの文章完成問題0.3点0点6点
Prova n.220項目からの文章完成問題0.3点0点6点
Prova n.315項目からの複数選択文章完成問題0.4点0点6点
Prova n.410項目からの複数選択問題0.6点0点6点
合計得点20:24 = x:候補者が取得した点 (係数:0.83)

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コミュニケーション構造の分析テストは合計満点24点で、ややこしいけど、最低11点取れてれば合格だと思っている…。

作文は、2つの出題で5つ観点から採点し合計満点は20点

各々指定された2つのテーマを元に、指定文字内で制作する作文テストは、下記の5つのポイントで評価されます。

テスト内容と項目伝達効果妥当な文体形態論の正確性妥当で豊かな語彙スペルと句読点最高得点
Prova n.1100~120字の作文制作最大4点最大3.5点最大1.5点最大1点10点
Prova n.250~80字の作文制作最大3点最大1点最大3.5点最大1.5点最大1点10点
合計得点20点

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口頭は、2つの出題で4つの観点から採点し合計20点

あるテーマを元に、試験官との会話するテストと、一人演説するテストは、以下の4つのポイントで評点されます。

テスト内容と項目伝達効果形態論の正確性妥当で豊かな語彙発音と抑揚最高得点
Prova n.1試験官との対面会話(2~3分)最大4点最大3点最大2点最大1点10点
Prova n.290秒間スピーチ最大4点最大3点最大2点最大1点10点
合計得点20点

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CILS試験の結果は、いつどのようにわかるのか

試験の結果は、試験を受けた3か月後にCILSセンターのウェブサイトで確認できます。

試験当日の受験会場で、試験官からバーコードがついた受験番号と自分の名前が表記された用紙を渡されるので、失くさないように大切に保管しておきましょう。

合格の場合は、試験を受けた4か月後くらいに試験会場の学校や各施設から、改めて証明書が送られるという流れになります。

不合格の場合は、追試を受けられる

不合格の場合、試験を受けた18か月以内であれば、レベルA1, A2のIntegrazione in ItaliaとB1 Cittadinanzaは全科目やり直しだけど、それ以外のレベルは、不合格のスキル科目のみ再試験が受けられるようです。

18か月以内で再受験する場合に限るけど、すでに合格したスキル科目は受験免除される。

不合格科目の再試験の場合は、科目部分の再試験料金がかかり、イタリアと日本では受験料が違うようなので各試験会場でご確認ください。

最後に

合格ラインは、各スキル科目が最低でも11点取れていればOKということがわかった。各スキル科目で評価されるので、万が一、不合格の場合でも、合格したスキル科目があれば、全科目をやり直すことなく済む。

Foto di Ron van den Berg da Pixabay

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