副詞は、他の単語を修正したり特定するために使う単語。今回は、イタリア語の副詞について掘り下げよう!
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イタリア語の副詞 6つの表現方法について
例文
Silvano è molto intelligente.
moltoは、形容詞inteligenteを特定している。つまりSilvano è intelligenteはどれくらいなのか説明している
Maria cammina in fretta.
in frettaは、動詞camminareを特定している。つまりマリーナがどんな感じで歩いているか説明している
Il tabaccaio è là.
làは、動詞essereを特定している。つまりil tabaccaio(タバコ屋)はどこか説明している
・・・などなど、イタリア語の副詞は、たくさんのタイプがある。以下の6つの表現でまとめてみた。
「状況」を表現する副詞
行動を起こすとき、どんな風に、どんな感じなのかを表す。
bene(うまく、よく), male(悪く、まずく), facilmente(簡単に), lentamente(ゆっくりと), velocemente(速く), in fretta(ささっと), di corsa(急いで), dolcemente(甘く、穏やかに、うっとりと), ingiustamente(間違って)など
例文
Omar impara lentamente.(オマールは、ゆっくりと学ぶ。)
Questa camicia è stirata male.(このシャツは、ひどいアイロンがけした。)
lentamenteは、形容詞lento + menteで副詞になる。
この場合、lentomenteとはならず、lentoをlentaと女性形に置き換え、menteを追加し、lentamenteとなる
形容詞+mente=副詞なんだけど、注意点がある!
形容詞 | 変換ありなし | +mente=副詞 |
---|---|---|
tranquillo | o→a | tranquillamente |
facile | le→l | facilmente |
dolce | 変換なし | dolcemente |
※スマホ、タブレットで閲覧の方は、上の表組部分を指で横に動かすと表示します。
形容詞の語尾が「o」の場合は「a」に変換し、menteを追加
形容詞の語尾が「le」の場合は「l」に変換し、menteを追加
形容詞の語尾が「e」の場合は、何も変えずそのままmenteを追加
「時間」を表現する副詞
行動を起こすときに、今なのか、後なのか、いつなのか・・・を表す。
ora(今), poi(そのあとに), mai(決して…ない), sempre(いつも), spesso(何度も), qualche volta(何回か), subito(すぐに), prima(先に), dopo(後に), presto(早くに), tardi(遅くに), oggi(今日), domani(明日)など
例文
Gli vorrò sempre bene.(いつもよく思っている)・・・この訳し方が無難か!?
Qualche volta mangio le carote.(私は、何回かにんじんを食べる)
「場所」を表限する副詞
行動を起こす場所や、人や何かがどこにあるか・・・などを表す。
qui(ここに), qua(ここに), lì(そこに), là(そこに), vicino(近くに), lontano(遠くに), sopra(上に), sotto(下に), dentro(中に), davanti(前に), giù(下に), lassù(あそこに/あの上のほうに), nei dintorni(そばに), dappertutto(いたるところに/どこ(に)でも)など
例文
Io abito lontano, la professoressa invece abita qui, nei dintorni.(私は遠くに住んでいる、教授は代わりにここの周辺に住んでいる)
C’è sporcizia dappertutto.(いたるところに汚れがある)
「量」を表現する副詞
動詞もしくは形容詞を、どれくらいなのかを表す。
molto(非常に/たくさんの), poco(ほとんど…ない), abbastanza(十分な), troppo(あまりにも/・・・すぎる), tanto(非常に/とても), altrettanto(同様に), di più(より多く), di meno(より少なく), parecchio(かなり/だいぶ)など
例文
È troppo pigro per riuscire a fare qualcosa di buono.(彼は何か良いことをするには怠慢すぎる/彼は怠慢すぎて何もできない)
Ne vorrei di più.(私は、より多くそれをしたいと思います)
「質問」を表現する副詞
副詞に疑問符を付けて、質問を表す。
Come?(どんなふう?/何だって?) Quando?(いつ?) Dove?(どこで?) Perché?(なんで?) Quanto?(いくつ?/どれくらい?)
例文
Quanto costa?(どれくらいの値段?)
Quando verrete a trovarci?(君たちは、いつ会いに来てくれる?)
「評価」を表現する副詞
判断や意見をするときに表す。
sì(はい), no(いいえ), non(いいえ), di sicuro(確かに), forse(たぶん), magari(たぶん), senza dubbio(間違いない), certamente(もちろん), neppure(…も…ない), nemmeno(…も…ない), neanche(…も…ない), eventualmente(もしそうなら/万が一/とにかく), probabilmente(おそらく)など
例文
Forse la prossima settimana ci sarà un compito in classe di italiano.(たぶん来週、イタリア語のクラスで課題があるだろう)
Faresti un giorno di vacanza? – Magari!(君は休暇をとりますか? 可能であれば!)
Magariは、たぶんと言う意味だけど、「できれば」「可能であれば」的な欲求を表す。
ちなみに、 neppure, nemmeno, neancheは同じ意味だけど、度合いの階級が少し違う。
(Nonが強い)neppure> nemmeno> neanche(Nonが弱い)
例文:
Che neppure conoscevamo.(私たちでさえ知らなかった)
Che nemmeno conoscevamo.(私たちも知らなかった)
Che neanche conoscevamo.(私たちも知らなかった)nemmenoより穏やかな響き
最後に
要点をまとめると・・・
副詞は、他の単語に同意せず無変で、情報を指定するのに役に立つ。