前回のこのブログ記事で、長文問題を時間内で解くには速読力が必要であることをお伝えしましたが、速読術を得るには、まず基礎単語2,200語を暗記すべく事を確信しました。そして、1か月で基礎単語2,200語を暗記する方法を見つけて、実践をしてみたその効果と、どのように暗記するのか、今回はその方法についてまとめます。
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基礎単語暗記5つのポイント
この方法は、英語TOEIC高得点を獲得した先輩の方法をまねて、英語の場合は基礎単語2,000語を1か月で暗記するところ、イタリア語の基礎単語2,200語を1か月(4週間)で暗記できるか、実践してみた。
勉強嫌いな私でも、やろうと決めてやってみたら、とりあえずできた!
でも、1か月で2,200語って無理でしょ!?
そう思うでしょ? でも、ほぼできた! 自分でもびっくり!!
暗記は、「繰り返すこと」で簡単にできる!
人間の脳は、すぐに忘れるようにできているらしい。ドイツの心理学者エビングハウスの忘却曲線をご存じの方もいるかもしれませんが、「人は1時間後に56%忘れる」は、これは誤報なようです。
忘却曲線(ぼうきゃくきょくせん)は、記憶の中でも特に中期記憶(長期記憶)の忘却を表す曲線。
引用:Wikipedia
そもそもエビングハウスの忘却曲線は、記憶の節約率を表した曲線。一度記憶した情報を再び完全に記憶しなおすまでに必要な時間で、どれくらい節約できたかのこと。「1時間後には、節約率が44%であった。」が正しいようです。
・・・あ、ちょっと脱線しました。ははは
ただし、記憶は一度にできないです。脳科学の仕組みで言うと、記憶は「記銘」「保持」「想起」の3つの過程があり、短期記憶と長期記憶があるらしい。
短期記憶は脳の海馬に一時保管され、長期記憶されなければ、時間が経つと忘れてしまうようにできているらしい。
長期記憶は、脳の側頭葉に保存された記憶で、一生に残る。どのようにすれば短期記憶を長期記憶にするのかといえば、何度も繰り返すことが大事。さらに、インプットした情報はアウトプットしないと実際に記憶に残らないということ。「覚えて」「保管して」「思い出す」この仕組みが「思考力」で、少なくとも3か月はかかるらしい。
今の段階では、おそらくただ覚えただけ・・・
とにかく、何度も繰り返すこと。
では早速、1か月でどのように暗記したかというと・・・
効率化5つのポイント
覚えた個所はチェックを入れる
休憩しながら暗記する
シンプルな単語帳がおススメ
1単語にかける時間は数秒
1週間で1周、これを5~8周で記憶
ぜひ、やってみてください!
覚えた所からチェックする
覚えた単語は、チェックする!
チェックを入れる目的は、済んだ個所は次周目はやらない、負担を軽減するため。
例えば
1周目終了 100/2,200語(済)
2周目終了 300/2,200語(済)
3周目終了 700/2,200語(済)
4週目終了 1,000/2,200語(済)
という感じで、覚えた個所はチェックを入れて、1周2周と回数を重ねてやっていきます。チェックを入れながら回数を重ねてやれば、覚えた単語は次周目以降やらないから負担が軽減される。徐々にテンポも速くなります。
これを5~8周すると、ほぼすべて暗記できる!!
達成感を感じながら進められるのが、やってみてわかった!
ながら勉強を組み込む
私が使った単語帳は音声CDが別で売っているもので、1周目は音声CDの発音を聴きながらやっていきました。
2周目になって、音声CDは、やった個所が飛ばせないから、なにも聞かずやってみたら睡魔に襲われて、はかどりませんでした。
この1か月で暗記する方法は、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、何かしながらやる方法。なぜかというと、何度も繰り返す単語暗記はつまらないものです。いかに楽しく続けてやるかがポイント。
2周目の2日過ぎて音楽を聴きながらを取り入れたところ、眠くならなくなった!
暗記するには単語帳はシンプルな方がいい
私が使った、というか、持っていたイタリア語の基礎単語集は、暗記するにはちょっと見ずらいレイアウトでした。これしか持っていなかったので仕方がなかった。日本にいたら見やすいレイアウトの単語帳を選んだかもしれない。
見開きページが同じレイアウトがベストらしい。
ながら勉強の効率化と、1単語にかける時間を極力短縮するため。
私が使ったのは、辞書みたいなレイアウトだったため、時間がかかりましたけど。
1単語にかける時間は数秒
シンプルな単語帳であれば、1単語に1秒のイメージで回していくこと。効率的に単語を暗記するには1周に時間をかけず、何度も繰り返しすること。
1単語に1秒の割合は、ちょっと無理があるが、見開き1ページで10秒の割合。日本語の意味があっているかどうかだけで、例文や解説を深く読まない。全部の意味を覚えない。が鉄則。
1週間に1周のペースで覚える
1日315語弱。7日で2,200語。最初の1周は1週間かかるけど、2周3周と回数を重ねことで、3週間目くらいで4周5周と回数が増え、最終的には1か月で8周どころか10周以上やりました。
なので、1か月に基礎単語2,200語暗記することは、できます!
やってはいけない5つのルール
例文や解説を丁寧に読む
1か月で基礎単語2,200語を暗記するためには、時短、効率化が鉄則。
例文や解説は基本的に読まない。単語の理解度を高めるためには、1周の時間をかけるより何周も繰り返すこと。回数を重ねることで、記憶に残りやすくなる。
とはいっても、私の場合、例文を読まないと意味が思い出せなかったんですが。
すべての意味を覚える
1つの単語でも複数の意味があるけれど、全部覚える必要はない。
単語帳にもよるけれど、複数の意味があっても、最初は赤字で書かれている重要な意味さえ覚えておけなよい。
ノートに書いて暗記する
これ、時間の無駄らしい。時間をかけてやっても、時間をかけずにやっても、繰り返しやらないと記憶に残らない。だったら、時短を! とりあえず、意味を覚える。書かずに単語帳を目で覚える。
1日10単語だけやる
「1日10単語だけやる」は、1か月で基礎単語2,200語は覚えられません。
1日10単語の場合、220日で1周
1日315単語の場合、7日で1周
1日10単語だと、一見ラクチンにみえるけど、トータル的にかなり長い道のりで基礎単語2,200語覚えるのに3年以上かかる計算。
だったら、1日315単語で1か月~2か月で覚えた方が楽です。
収録単語を全部覚えようとする
次のレベルの単語暗記に進む場合、1冊の収録単語を全部覚えなくて大丈夫らしい。
何周やっても覚えられない単語は、難しい単語だから、基礎単語レベルを8割覚えたら、ほぼ覚えたということで、次のレベルへステップアップ。
最後に
とりあえず、1か月(4週間)で2,181語暗記しました。実際は、暗記したつもりの単語もあるので、基礎単語の暗記は日課にする必要がある。何度も言うけど、何度も繰り返すことが大事だということが分かった。やらないと忘れる。
インプットした単語は、精読練習してさらに文法の使い方を覚える。やることは山ほどあるけど、一つ一つ片付けていけばいい。