イタリア語 今更聞けない文章の組み立て方と目的補語って何?

突然だけど、文法用語を理解するのって難しくないですか? 母国語からやり直したいと何度思ったことか。。まぁ、母国語だと、文法用語なんて意識して使ってないからかもしれないけど、目的語補語とか、間接補語とか、何だっけ?ってなったので(汗)、この機会に、復習を兼ねて、イタリア語の目的語補語と文章の作り方、組み立て方の基本についてまとめます。

イタリア語の文章

イタリア語の文章は、大きく分けて、主語(il soggetto)+述語(il predicato)+目的補語(il complemento oggetto)で構成されています。

では、簡単な例文を取り上げながら、具体的に確認していこう!

イタリア語の主語 (il soggetto)

主語は、人、動物、もしくは、何かモノなど、行動を行う対象となるものです。

話の主題ですね。

イタリア語の主語は、直接に表現できるパターンと、動詞に暗示されたパターンがあります。

たとえば、

I bambini giocano nel parco.

この場合で言うと、I bambiniが、主語で、目に見えてわかる。

Andiamo al mare.

この場合は、動詞の変化に注目しよう。Andiamoなので、

(noi) Andiamo al mare.

(noi)が、主語で、言外に述べられた文章です。

イタリア語は、動詞の変化で、主語を省きます。なので、動詞だけで、誰について言っているのか判断する。

イタリア語の述語 (il predicato)

イタリア語の述語は、述語動詞と述語名詞があります。

述語動詞(il predicato verbale)

イタリア語の述語動詞は、主語が何を受けるか、何をするのか示します。完成や完結した行動や動作、受けた動作など、常に動詞で構成されています。

たとえば、

Maria incontra alcuni amici.

L’erbe germogliano nel prato in primavera.

Ho mangiato troppi pasticcini.

La temperatura sta salendo.

Simone è stato chiamato dall’insegnante.

述語動詞は、常に動詞で構成さている

述語名詞(il predicato nominale)

イタリア語の述語名詞は、誰か、何か、どんな、主語の状態や性質を示す。動詞essere+名詞もしくは形容詞で構成されています。

たとえば、

Ricardo è felice.

Giulia è una segretaria.

La torta della nonna è buonissima!

Lui è lo chef con otto stelle Michelin.

Ferrari è un’azienda italiana di auto sportive di lusso.

述語名詞は、動詞essere+名詞もしくは形容詞で構成さている

イタリア語の目的補語 (il complemento oggetto)

イタリア語の目的補語とは、目的語のことです。文章を豊かにする情報です。直接目的語補語と間接目的語補語と2つあります。

直接目的語補語(il complemento diretto)

イタリア語の直接目的語補語は、主語の動作や行動が何に該当するかを示します。質問応答で「誰 chi?」 「何 che cosa?」とするとわかりやすい。

一般的に目的語補語は、前置詞を挿入しないので、直接目的語もしくは、直接補語ともいうらしい。

たとえば、

Pietro cucina (che cosa?) la pasta.

Mia madre pulisce (che cosa?) la casa.

Mio marito abbraccia (chi?) il nostro gatto.

Il dottore cura (chi?) i pazienti.

目的語補語は、例えば、la pasta, la casa, il nostro gatto, i pazientiのように、前置詞がないので、直接目的語もしくは直接補語という

間接目的語補語(il complemento indiretto)

イタリア語の間接目的語補語は、場所、時間、方法などの情報を提示する。質問応答で「どこ Dove?」「いつ Quando?」「どのように Come?」とするとわかりやすい。

ほぼ常に前置詞を挿入するので、間接目的語もしくは、間接補語というらしい。

たとえば、

Ariana fa una passegiata (dove?) nel parco.

La nonna si sveglia (quando?) alle 6.00.

Michelle ascolta (come?) con attenzione.

Paola chiacchiera (con chi?) con Damiana.

(io) Telefono (a chi?) a mia madre.

間接目的語補語は、例えば、nel parco, alle 6.00, con attenzione, con Damiana, a mia madreのように、前置詞があり、間接目的語もしくは間接補語という

文章の組み立て方と目的語補語

イタリア語の主語、述語、目的語の役目を、一通り確認した。次は、目的語補語の見つけ方と文章の組み立てについて、簡単な例文で見ていこう。

通常、目的語補語は、主語や述語の後

たとえば、

Luca mangia la mela.

Luca = 主語 (il soggetto)

mangia = 述語動詞 (il  predicato vervale)

la mela = 目的語補語 (il complemento oggetto) もしくは、直接補語 (il complemento diretto)直接目的語補語

述語動詞の後に、「誰 chi?」 「何 che cosa?」と当てはめると、la melaが目的語補語だとわかる。

目的語補語を主語や述語の前に置く場合もある

たとえば、

La mela, la mangia Luca.

一見、La melaが、主語のように思うかもしれないけど、

Luca = 主語

この場合の主語は、

動詞で表現された行動を実行する人は誰か?
「誰の」「何の」と、動詞は何について言っているか?
動詞の人称と性別が一致するのは「誰」「何」か?

と当てはめるとわかる。

したがって、

mangia = 述語動詞

La mela = 目的語補語

la = La mela, la = 直接目的語代名詞

目的語補語は、主語の行った行動や動作は何にあたるか?
「誰?」「何?」と質問に答えるのはどの表現か。

目的語補語の見つけ方

繰り返すと、イタリア語の目的語補語(直接目的語補語)は、人、動物、あるいは、何かが主語の完結した動作や行動に該当する。前置詞なしで動詞に直接結合している。

通常は、主語や述語の後に目的語補語を置くが

強調したり、反対意見を作る場合は、目的語補語は主語や述語の前に置く。

La mela, la mangia Luca.

これは、主語のLucaより、La melaを強調した表現になる。

最後に

イタリア語の目的語補語は、一般的に、直接目的語補語あるいは、直接補語ともいい、前置詞がない。

前置詞がある場合は、間接目的語補語もしくは間接補語ともいう。

イタリア語の文章の基本構成を確認した。あとは応用していこう!

Foto di Pexels da Pixabay

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